覚悟を決めた後、とにかくできることはすべてやってみて、後悔のない人生にしようと思った。
これを機に仕事もやめた。
専門学校を卒業して以来無職になるのは初めだけど
不妊治療に集中できるので、
夫に頼んで仕事を辞めさせてもらった。
40代女性、正社員の仕事はそれほどストレスがひどかった。
20年近く吸っていた煙草も辞めた。厳密に言うと、禁煙外来へ通い、薬の力を借りて
どうしても辞める自信のなかった煙草も辞められた。
仕事を辞め、煙草も辞めたせいか?体重はみるみる増えていた。
その増え方は後に、不妊治療をする中で現実と向き合うこととなる。
とにかく
できる準備は全て整えた。
これからは、妊娠するために良いことをとにかく調べた。
夫と話し合い、初めから体外受精を希望することにした。
年齢を考えると、一ヶ月でも早い方がいいと思ったからだ。
普通はタイミング法を何回か試して結果が出ない場合は人工授精
そして人工授精を6回ほどして結果が出ない場合は体外受精へと移行するのが一般的な目安らしい。
体外受精を受ける為には、体外受精の説明会に出席しなければならないらしい。
まずは、血液検査、精子検査、体外受精説明会に出席を、1週間の間に4回病院へ通うことになった。
ひとえに仕事を辞めたからできることで、これで働きながらと考えると、1週間のうち4回も通うなんて
到底無理だし、不妊治療に社会が理解がないしで、きっと時間を作りながらで
時間も何倍もかかってしまうだろうなと思った。
少子化問題の1つにこの問題を社会が理解してくれたら、もっと出生率上がるのにな…
なんて思ってしまった。
体外受精の説明会に出席した。
だいたいご夫婦で30組くらいは来てたかなぁ。
家は夫がお仕事だったので、私一人で出席した。
体外受精の方法やそれまでのスケジュール、費用などの説明を受けた。
43歳までは国の助成金もあるとのこと。不妊治療を考えている人にはなかなか丁寧な説明だったと思う。
35歳以下の方なら、体外受精にすると、60パーセントは妊娠する統計もあるとの事。高額になるけれど、本当に妊娠を望む人には、一刻も早く治療をおすすめします。との説明
では、先日の女医さんの説明では、
『44歳では体外受精でも人工受精でもそんなに確率は変わらないし、厳しいですね。1パーセントです。』
との事。
こんなに35歳以下は確率上がるのに・・・
44歳じゃーやっても意味ないですよー?お金もかかるしー!タイミングでも人工受精でも体外受精でもそーんなに変わらないから、1回やってみるってのもアリだと思うけど。まー無理だね。と言われた様なものか。
卵子の老化かぁー胎児の時に卵子の数は決められてるのかぁー卵子はもう数が決まってるのかぁー
そんな事知らなかったなぁ(๑╯ﻌ╰๑)
結構知らない人も多いと思うなぁ。
パートナーとの出会いのタイミングだってあるし、
私はこの歳まで、妊娠を考えられる環境にいなかったのだし。これは運命だから、しかたない。
でも私は無理なのかぁーと思うとなんか、心の底から涙が出そうになった。
高齢は難しいのは知ってはいたけどな。
なんだか説明を受けてさらに44歳高齢でのほとんど妊娠はできないんじゃないかと
どんどん不安になった。
でも、これも運命だ。
まだ検査結果も出てないから、マイナスに考えるのはやめておこう。
そう強く思った。
